特殊詐欺と聞いて、あなたはどんなイメージをしますか?高齢者が自宅の固定電話で息子をかたる「オレオレ詐欺」にだまされ、ATMでお金を振り込む... そんな手口をイメージした方は、要注意!最近は詐欺手口が変化し、より巧妙化しています。さらに、高齢者だけでなく、若い世代もターゲットになっています。最新の詐欺手口を知り、しっかりと備えましょう。
若い世代で特殊詐欺被害が急増!その理由は?
最近、若い世代で特殊詐欺の被害が急増していることを知っていますか?
警察庁の発表で、オレオレ詐欺における65歳未満の特殊詐欺被害者の割合は、2023年の5.7%から2024年は33.4%(前年比+27.7%)に急増しています。

従来のオレオレ詐欺といえば、高齢者宅の固定電話に息子などを装う犯人が電話をかけ、「トラブルに巻き込まれた」などの口実で助けを求めて金銭をだまし取る、親族を装う手口が主流でした。しかし最近は、警察官等を装う手口が流行しています。
例えば、警察官等を装う人物が「あなたの携帯電話が不正に利用されている」とか「銀行口座を調査する必要がある」と言ってだますケースが多発しています。つまり、電話を受けた人自身が何らかのトラブルに巻き込まれていると虚偽の説明がされ、警察官等を装う人物の指示に従わなければもっと大変なことになる...と話が展開していくため、高齢者だけでなく若い世代でも被害が増えているのです。
携帯電話を狙う特殊詐欺が増加中
若い世代で被害が増えている要因として、携帯電話が犯行のターゲットになっていることも考えられます。
警察庁の発表では、オレオレ詐欺における携帯電話に対する架電は、2023年の4.0%から2024年は33.6%(前年比+29.6%)まで急増しています。
携帯電話を使いこなしている若い世代こそ、特殊詐欺のターゲットとして狙われる危険性があるため、注意が必要です。
スマホが狙われる!?オンライン化する手口

最近の特殊詐欺の特徴として、手口のオンライン化があげられます。犯人は、被害者への最初の接触は電話で行い、「詳しい話はメッセージアプリでやり取りする」と言って「LINE」などのメッセージアプリに誘導するケースが増えています。メッセージアプリに誘導されると、偽の警察手帳や逮捕状などの画像が送られてくる場合があります。また、事情聴取と称してビデオ通話でやり取りを求められ、警察官の格好をした犯人が登場するケースもあります。
さらに、金銭の送金には、犯行の足が付きにくいインターネットバンキングが使われるケースが増えています。
このようにオンラインツールを組み合わせた手口は、普段からSNSやメッセージアプリ、インターネットサービスを使い慣れている若い世代こそ狙われてしまう危険性があります。「自分はスマホを使い慣れているから大丈夫」と過信せず、一人ひとりがしっかりと対策を行うことが重要です。
毎日使うスマホに特殊詐欺対策を

特殊詐欺の手口は巧妙化していますが、未だ被害の入り口となりやすいのは電話です。詐欺につながる危険な電話をシャットアウトすることが対策のカギとなります。また、被害が増えている携帯電話でもしっかりと対策するのが重要です。
セキュリティOneの「迷惑電話チェック」では、トビラシステムズの迷惑情報データベースをもとに、詐欺などの危険な電話を自動で検知し、着信時に警告や拒否が可能です。データベースに登録されている会社やお店は着信時に相手先名称を自動で表示する機能もあり、より安心して電話を利用できます。
迷惑電話対策に加えて、「迷惑メッセージチェック」では迷惑SMS対策の機能も搭載。フィッシング詐欺などの危険なSMSの受信時に自動で警告表示(Android)や迷惑フォルダ振り分け(iPhone)を行います。
最新の手口を知ることに加え、日頃から迷惑電話・SMS対策ツールを活用し、詐欺の危険から身を守りましょう。
出典:特殊詐欺情報局 by トビラシステムズ
https://note.com/tobila/n/n972e1e3241c6
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