「ずっと手に入らなくて探していたものがこのサイトでだけ安く売っている!」
「本当はとても高い商品なんだけど、限定セールで今日だけこの値段らしい!」
これは筆者が実際に親から言われた言葉です。
皆さんのご家族がこんなことを言いながらネットで買い物をしようとしていたらどうしますか。
もしそのお買い得品が普段からよく利用するショッピングサイトであればいいのですが「ネット検索でお買い得な商品を見つけた!」という場合には注意が必要です。
最近は本物そっくりの偽サイトや、商品を頼んでも届かない偽通販サイトなど、悪質なショッピングサイトが増えています。JC3(日本サイバー犯罪対策センター)の「悪質なショッピングサイト等に関する統計情報(2024年)」によると、2024年の悪質なショッピングサイト等の通報件数は31,619件でした。また悪質なショッピングサイト等を知った経緯としては「インターネット検索結果」の回答が最多となっています。


出典:「悪質なショッピングサイト等に関する統計情報(2024年)」日本サイバー犯罪対策センター https://www.jc3.or.jp/threats/topics/article-608.html
普段からネットショッピングを利用している人でも、巧妙な偽通販サイトに引っかかってしまうこともあり、不慣れな方ならなおさら詐欺サイトと気づかずに注文してしまう危険性が高まります。ご家族が利用しようとしている通販サイトが偽通販サイトかもしれないとき、どのように説得し、安心してネットショッピングを楽しんでもらえばよいのでしょうか?
1. まずは話を聞き、一緒にサイトを確認する

いきなり「それ詐欺サイトかも!」と言うと、「せっかく掘り出し物を見つけたのに」と反発してしまい、注意を聞いてくれないということもあります。
まずは、どのサイトなのか、一緒に画面を見ながら確認 してみましょう。
- 「このサイト、どこで見つけたの?」
- 「支払い方法は何がある?」
- 「会社の住所や連絡先はちゃんと書いてある?」
- 「口コミはどうだった?」
など、自分で「怪しいかも?」と疑ってくれるように誘導するのがポイントです。
2.ネット通販詐欺サイトの特徴をチェック!

「詐欺サイトにはこういう特徴があるらしいよ」とチェックポイントを伝えることで、冷静になってそのサイトの怪しい点に気付ける場合もあります。詐欺通販サイトには、以下のような共通点があげられます。
- 在庫の少ない人気商品が異常に安く、在庫も豊富など通常は品薄になるような人気商品が、安く販売されており、在庫が豊富など不自然に見える。
- 「在庫処分」「期間限定セール」など、焦らせるような表示が多い
- 会社の住所や電話番号が記載されていない、または適当な住所
- 口コミが極端に良すぎる or まったくない
3.すでに個人情報やカード情報を入力してしまった場合

もしご家族がすでに怪しいサイトで注文してしまっていた場合は、即座に対応することが重要です。
既に注文してしまっていた際にやるべきこと
- カード情報を入力してしまっていた場合、クレジットカード会社に連絡して、不正利用の確認&カードの停止手続きをおこなう
- 警察(サイバー犯罪相談窓口)や消費生活センター(188)に相談
- パスワードを入力してしまった場合は、すぐに別のパスワードに変更
4.家族が詐欺サイトにひっかからないための対策
ご家族を偽通販サイトの被害から守るためには、事前に予防しておくことが大切です。
悪質なショッピングサイトはネット検索の結果たどりつくことが多いことを伝えたうえで、誰でもひっかかってしまう場合があるから一度家族に相談してほしいことを伝えておきましょう。
セキュリティソフトやネット詐欺対策ソフトを入れておく
相談してほしいと伝えておいても相談するのは恥ずかしいと思ったり、手間をかけさせたくないと感じ、なかなかうまくいかないという場合にはセキュリティソフトなどを導入することもおすすめです。まとめ:冷静に説明しながら、安全なネット通販をサポートしよう!
まとめ:冷静に説明しながら、安全なネット通販をサポートしよう!
家族が偽通販サイトに引っかかってしまいそうなときは
- まずは話を聞き、一緒にサイトを確認する
- 偽通販サイトの特徴をチェックし、「怪しいかも?」と気いてもらう
- 公式サイトや口コミを調べ、偽物かどうか確認
- すでに個人情報を入力してしまったら、すぐにカード会社・銀行に連絡
- 事前にスマホやPCのセキュリティ対策をし、相談しやすい環境を作る
ネットショッピングは非常に便利な反面、偽通販サイトなどネット詐欺被害にあってしまうこともあります。事前に対策をしたり、ネット詐欺に関する情報を共有しておいたりすることで、何かあった時にすぐに相談しやすい環境を作っておきましょう。また相談を受けた場合も「詐欺だからやめなよ!」ではなく、「一緒に確認してみよう!」という姿勢で接することが重要です。