社会情勢やイベントに便乗!?この夏注意したい詐欺

社会情勢の変化や大きなニュースが発生すると、それに便乗した詐欺が起こりやすくなります。今年の夏は、社会的に大きな出来事や楽しみなイベントも控えています。巧妙な便乗詐欺の被害にあわないために、気をつけるべきポイントをチェックしましょう。

詐欺被害が急増中!社会情勢の変化に注意

いま、さまざまな詐欺被害が急増しています。

警察庁の発表では、オレオレ詐欺、架空料金請求詐欺、還付金詐欺などの「特殊詐欺」の2023年の被害件数は19,038件、被害額は452.6億円に上ります。

また、一般社団法人日本クレジット協会によると、クレジットカード不正利用の被害額は、2023年は過去最多の540億円に上りました。被害の増大は、SMSやメールから誘導した偽サイトで個人情報やクレジットカード情報を盗みとる「フィッシング詐欺」の多発が要因の一つとして考えられます。 

最近では「SNS型投資詐欺」など、新たな詐欺手口も発生しています。
犯罪グループは社会の動きを観察し、常に新しい手口を考えています。つまり、社会情勢が変化するタイミングは、犯罪グループに狙われやすい時期でもあるのです。

今年の夏に気をつけたい詐欺は?

今年の夏は、社会的に大きな変化やイベントが控えています。これから注意すべき詐欺について確認し、被害にあわないよう備えましょう。

新紙幣発行に便乗した詐欺

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2024年7月3日から、3種類の新紙幣が発行されます。1984年に発行されて以来、長年なじみのあった「福沢諭吉」が印刷された一万円札も、今年から新たなデザインとなります。このタイミングで気をつけたいのが、新紙幣発行に便乗した特殊詐欺です。

日本銀行や財務省は、新紙幣が発行されたあとも、従来の紙幣は引き続き通用すると周知しています。加えて、「従来の紙幣が使えなくなる」といった誤情報や、新紙幣に関連した振り込め詐欺について注意喚起しています。

例えば、新紙幣に関連した詐欺として、

「従来の紙幣は使えなくなるので回収します」
「古い紙幣を振り込めば、新しい紙幣に交換してあげます」
「ATMで紙幣を使えるか調査を行っているので、協力してほしい」

このような嘘の情報で金銭をだまし取ろうとする詐欺電話にご注意ください。

スポーツ観戦や音楽イベントに便乗した詐欺

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夏に向けて、世界的なスポーツ大会や大規模な音楽フェスティバルなど、イベントを楽しみにしている方もいるのではないでしょうか。

そんな楽しみな気持ちのちょっとした隙を、犯罪グループは狙っています!大規模なイベントが開催される時期も、便乗した詐欺や犯罪に巻き込まれないよう注意しましょう。過去には便乗した詐欺や不審電話・メールなどが発生したケースがあります。

【注意したい詐欺の例】

  • SNSやインターネット上で、イベントのライブ配信が見られるというサイトがあった。アクセスすると個人情報やクレジットカード情報などの入力を求めるフィッシングサイト(偽サイト)だった。

  • インターネットの検索上位に、偽のチケット販売サイトが表示されていた。

  • チケットの当選メールが届いたが、偽サイトのURLが記載されていた。

  • 「オリンピック関連企業への投資のパンフレットが送付されるので、届いたら権利を譲ってほしい」「パンフレット到着後に電話をくれたらオリンピックの入場券をプレゼントする」などの不審な電話があった。

  • 「オリンピックの入場券を300万円申し込みましたね」という電話があり、「頼んでいない」と答えると「同様の被害にあった人が他にもいる。調査しますか」と聞かれ、承諾し個人情報を伝えてしまった。その後、「犯罪グループのリストに名前が載っている。手を打たないと大変だ。銀行名を教えなさい」などと言われ、弁護士を名乗る人物に銀行名を伝えてしまった。

<参考資料>
東京オリンピックに便乗した詐欺的な電話に注意(国民生活センター)
「東京オリンピック」を悪用した詐欺的トラブルに注意!(国民生活センター) 

巧妙な詐欺の対策は?

社会情勢に便乗した巧妙な詐欺の被害にあわないため、対策のポイントをおさえておきましょう。

電話で「お金」の話は詐欺!

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電話で「お金」の話が出たら、詐欺を疑いましょう。また、警察官や銀行協会の職員が現金やキャッシュカード、カードの暗証番号などを預かることはありません。電話口でこれらの言葉が出たら詐欺の可能性を疑い、電話を切りましょう。不安や危険を感じた場合は、迷わずに家族や最寄りの警察署などに相談を。

メールやSMSのURLに触らない

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フィッシング詐欺のメールやSMSの文面は巧妙化・多様化しています。昨今は宅配事業者や金融機関などをかたるフィッシング詐欺のSMS「スミッシング」も多発しています。届いたメールやSMSのURLや送信元を無理に見分けるのは危険です。文面に記載されたURLに触らないことで、詐欺から自衛しましょう。

公式アプリやブックマークしたサイトから確認

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よく利用するサービスの名前でメールやSMSが届いたら、文面に記載されたURLには直接触らず、あらかじめブックマークしている公式サイトや、事業者が提供している公式アプリなどから内容を確認しましょう。

また、事業者や公的機関のホームページで、詐欺や偽サイトに関する注意喚起が発表されている場合もあります。確認して参考にするのも対策方法のひとつです。

詐欺対策アプリを活用して防犯を!

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セキュリティOneの「迷惑電話チェック」では、トビラシステムズ社の独自データベースをもとに、特殊詐欺や悪質商法の疑いがある電話の発着信時に警告・拒否して危険から守ります。

フィッシング詐欺や架空料金請求などの迷惑SMSの受信時には、自動で警告表示(Android)や迷惑フォルダ振り分け(iPhone)を行い、危険なSMSの開封を防ぎます。

詐欺に対する注意意識を高めると同時に、対策ツールを活用してより防犯を高めましょう!



出典:特殊詐欺情報局 by トビラシステムズ
https://note.com/tobila/n/nfec1e1a4941b


迷惑情報の提供を受け付けています

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「あやしいな」「詐欺かな?」と感じるメッセージや電話を受け取ったら、情報をお送りください。トビラシステムズ社の調査を経て、迷惑だと判定された情報はデータベースに追加されます。
お客様の情報提供が、社会全体の詐欺被害を減らすことにつながります。ぜひご協力お願いします!

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